駐車場探しという壮大なムダ時間。
僕が通うUCSDはご多分に漏れず広大なキャンパス(全部で1300ヘクタール以上)のため、みんなクルマで通学/移動したりする。
で、そうなると大変なのが駐車場だ。駐車場はA/B/S/Vなど厳格に分類されており、その学生が持つ資格により停められる駐車場が決まっている。当然、便利な駐車場や屋内で直射日光が当たらない駐車場は人気が高く、毎日すぐ埋まってしまう。(ちなみに駐車違反すると一瞬で切符切られる。60ドルくらいから、悪質な場合は数百ドルの罰金。)
キャンパスに行くたびに『あいてる駐車場ないかな〜』とウロウロしたり、クルマに戻りそうな人に”Are you leaving by any chance?”とかいってプレッシャーかけたりする人を見かける。正直、これほど無駄な時間はない。毎日何百人もの学生が駐車場探しに時間を費やしており、これは壮大な無駄でござる。
Steve Jobsの自伝に確かこんな話しがあった。
If it could save a person’s life, would you find a way to shave ten seconds off the boot time?” [Jobs] asked. Jobs went to a whiteboard and showed that if there were five million people using the Mac, and it took ten seconds extra to turn it on every day, that added up to 300 million or so hours per year that people would save, which was the equivalent of at least 100 lifetimes saved per year.” [Engineer, Larry Kenyon] was suitably impressed, and a few weeks later he came back and it booted up twenty-eight seconds faster,” [Bill] Atkinson recalled. “Steve had a way of motivating by looking at the bigger picture.
マッキントッシュの起動時間が長すぎると文句を言ったジョブズは、ホワイトボードに数字を書き、「世界中で500万人がMacを使うようになると、1日10秒起動時間が余分にかかるだけで、年間で3億時間=100人分以上の人生に相当する時間が節約できる、と部下を焚き付けた、ってやつね。
と、まあこれほどまでのインパクトはないにしても、こういう非効率はよろしくないね。
ちらっと調べたらオーバーヘッドカメラとセンサーで空きスポットを検知して、お知らせしてくれるシステムが一部のモールで導入されているみたいですね。(参照記事:Quick, Find a Parking Space – WSJ.com)ぜひUCSDでもスマホアプリと連携して、空いてる駐車場をすぐに探せるシステムが欲しいところです。え、学内でSNS禁止したほうがよっぽど時間の節約になるって?そりゃ殺生な。
と、いろいろ調べてたらUCSDがS permit(学部生に発行される駐車場券)だけで
2007-2008年には約300万ドル売り上げていることを知りました。そのくらいのソリューション提供してほしいものだが・・・。