ビールに人生を捧げた、San Diego Beertrepreneurたち。

いまサンディエゴに住んでます、というと天気いいでしょーとかゴルフの聖地だねーとか、波はどうですかとか、ユニークな方だとチリだっけ(それはサンティアゴ)とか反応をいただくのですが、時々『ビール最高じゃない?』という通な反応が返ってくることがあります。

そう、サンディエゴはクラフトビールの聖地でもあるのです。

雑誌や新聞でも『アメリカのトップビールタウン』という称号を手にし、2010年のワールドビールカップではイギリスやドイツ、ベルギーよりも多くメダルを獲得したというから、その勢いが伺えます。(マーケットサイズや歴史については現在調査中ですのでちょいと待ってくださいね)

で、今日はサンディエゴを代表するブリュワリーの方々が集うイベントがあったので簡単にログ。題して”How to turn good tasting into good business – The craft and technology of Microbrews in San Diego”。会場はUCSDの Medical Education and Telemedicine (MET) Building。着いたらいきなりビール配っててびびった笑。

Beertrepreneurたち。左から
Jeff Bagby(Owner and Head Brewer, Bagby Beer Company)
Pat Tiernan(COO, Stone Brewing Co.)
Chris White (Presiden, CEO and Founder, White Labs)
Chris Cramer(COO Karl Strauss Breweing Company)

以下印象に残ったことを箇条書き。

  • いずれのみなさまも輝かしい経歴。Stanford GSB卒だったり、バイオケミストのPh.D持ってるイースト菌のグルみたいな人とか、もしくはHPと投資会社を経て培った経営手腕をブリュワリーで発揮したり。みんなどこかのタイミングで「やっぱりビールを仕事にしたい」と思い立って起業orジョイン。
  • Karl StraussのファウンダーのChrisはどうやらビジョナリーカンパニー信捧者らしく、『コーポレートカルチャーが一番大切だ、誰をバスに乗せるかが大切なんだ!』と力説。
  • “We are all fans of each other” 。お互いがお互いの大ファン。Competitionだけど、Coopetitionといってもいいかもというのは素敵な言葉だと思った。

ほかソーシャルメディアはクラフトビールマーケティングをどう変えたか?とか知財保護はどうなってるんだ(レシピはほぼシェアされるが最後の最後だけはしっかり保護されるのが通例だとか)、とか女性の活躍の機会は、とか様々議題が出ていて大変楽しかったよ。

あまりに多くて書ききれませんが、業界のトップが並んで、こうさわやかになる業界はなかなかないんじゃないだろか。みんな競合なのに、スポーツを見ているような爽やかさがあった。『おれらがいるかぎり、まずいビールはサンディエゴからださせないぜ』と誰かが言っていたのだけど、それってとても素晴らしい態度だと思う。楽しい仕事と競争を創りだす人がいる。素晴らしき。

というわけでビール好きのみなさんはぜひ一度はサンディエゴにいらしてくださいませ。どんなブリュワリーがあるのさ、って方にはこのページが役立つと思うのでどうぞ。僕も来年までには全部制覇したいと思います。

San Diego Breweries – The Official Travel Resource for the San Diego Region

どうでもいいけど会場でツイッターの意見を吸い出すのに使ってたTwitterfallってサービス便利ですねこれ。今度イベントやるとき使ってみたい。ではちゃお。

よくいくGreenFlashのテイスティングルーム、金曜日夜の図。ビール2ドルくらいで飲めるよ。やすっ。

14. February 2013 by admin
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