どう役に立つか書きなさい
ふとクラスメイトと話していて、去年履修したOrganizational Behavior(組織行動論)の授業がとてもよかったことを思いだした。なにがよかったかというと講義内容よりも何よりも、毎回出されるシンプルな課題がよかった。
毎回授業が終わると、次の授業までに簡単なレポートを書く。課題のテーマは『あなたが今日クラスルームで習った内容をあなたの職場にあてはめて、どう応用できるか、もしくはできないか書きなさい』というだけ。
クラス内の学びだけで終わらせるな、という超シンプルな問いなのだが、この問いを毎回投げかけられると自ずと能動的になるし、すごい効果があった。そして次の授業の冒頭で何人かの回答を毎回スライドに写して公開していたのだが、医者から起業家からミリタリー出身に至るまでなるほどーそうつなげるか、と思う回答が満載だった。好奇心をフル活動させるとコネクティングドット(死語)な瞬間がうまれる。この癖はつけなくちゃいけない。
あ、それに関連して以前Facebookで流れてきた「仕事や学習のレビューに役立つ9つの質問」というものを思い出した。これシンプルですけど強烈な問いですね。印刷して手帳に挟んでおきたいくらい。
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1.今日は、最初に何をして、次に何をして、最後に何をしましたか?
2.今回、がんばったこと、嬉しかったこと、もう一度やってみたくなったことは、なんですか?
3.今日は参加できなかった同僚や友人に教えてあげるとしたら、何をどんな風に教えますか?
4.他の人の考え方や行動について、なるほどなと感心したり、これから自分も真似してみたいなと思ったことはありましたか?
5.開始前に期待していたこと、実際に学べたこと、起きたことは同じでしたか?
6.この人はがんばったな、よくやっていたなと思う人はいましたか?
7.今回、我ながら工夫したな、よく考えたなと思ったのは、どんなことですか?
8.分かり易い考え、簡潔な考え、今後いつでも使えそうな考えはありましたか?
9.これまでより、自分がよくなったなと思う点はありましたか?
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ところでこれ、『出所:小学生への指導要領を基にICJが制作』とあるのですがソースをご存知の方がいたら教えてください。