Cignale ENOTECA
定期的に夫婦で通っている店のひとつが、松見坂のチニャーレ・エノテカである。 昨晩も行ってきた。
いつ来てもカラフルな食材の色がカウンターで輝いていて、それを見るだけで自然と元気になる空間。ひとしきり食事を終えた後はなにかひとつの小説や映画を読み終えたような印象を与えてくれる。(写真は2018年6月の素材)
まず、自由である。イタリアンなのに一品目にヒラメとまぐろがずいっとでてきて醤油とお箸で頂けたりするし、フォカッチャ食べたい、これだけもうちょっとちょうだい、そんなワガママが効く。食べたい時に食べたいものを食べたいだけ。 オーナーシェフの東森俊二さんが見つけてきた素材を、いちばん美味しい方法で提案してくれる。
オーダーを気にしなくてよいのも好きだ。外食は楽しいが、新しく訪れた店やアラカルト中心の店だと、何を食べようか、とメニューとキッチンの忙しさばかりが気になることがある。オーダーを気にすることなく会話を楽しめて、かといってコース一辺倒ではない柔軟性があるのは、とてもありがたい。
学芸大学にカムバックしたCignale VINO & PANEも併せて、まだまだ通い続けることと思う。