Monthly Archives for May 2014
Casa Luis Barragan – ルイス・バラガン邸をたずねる
いまから12年前の2002年、大学2年生のときに東京都現代美術館へ『ルイス・バラガン 静かなる革命展』を観に行った。それ以来、メキシコという国にいつか行くことがあったなら必ずルイス・バラガンの作品を観ようと思っていましたがついにその機会が! ルイス・バラガンとは誰、といえばメキシコ第二の都市グアダラハラで生まれた建築家。スペインのイスラム建築との邂逅などを経て、色鮮やかな壁や効果的な水の使用を特徴とする・・・とか、プロフィールだけ借りてきたような言葉で書くとたいそうな作品を生み出した偉人なのねと思うかもしれないのですが、彼の作品はひたすら静かであっけない。敬虔なクリスチャンで、『私の家は私の心の避難場所だった』という言葉や『建築は内側から考えるべき – すなわち外面は内面を突き詰めた結果にすぎない』という言葉からもわかる通り、作品のほとんどがあれ?ここ?というくらい質素な外観です。 さて今回訪ねたのはルイス・バラガン本人のお宅で氏が45歳のときの作品。邸内の撮影&公開は禁じられていますので、UNESCOのギャラリーでどうぞ写真はご覧になってください。 とにかく僕が心を奪われたのは、リビング入ってすぐの西向きの庭に面した十字窓。この窓にフレーミングされた庭は、どんな絵画よりも完璧な構図でした。ここにくるまで色々なルイス・バラガン邸の写真集を見てきましたが、百聞は一見に、一験に如かずというか、実際に足を運んだときの静寂さと、迷路のように入り組んだ構造を解き明かして行くワクワクは、これだけのためにメキシコシティまで来る価値、アリです。ほんとに。 ガイドしてくれたアンナはアートの学校に通っているらしく、単位取得のためにこの財団でガイドの手伝いをしているとか。風邪気味にも関わらず丁寧に案内してくれました。ちなみに屋台タコスは非衛生だから食べないそうです笑。 『静けさこそが、苦悩や恐怖を癒す薬です。豪華であろうと質素であろうと、静謐な家をつくることが、建築家の義務です。』 ※ルイス・バラガン邸の見学は予約が必要です。オフィシャルウェブサイトからメールで英語で予約できますが、僕の場合は返事が返ってきませんでした。電話しても出てくれないので当日の朝いちばん10時半の時間帯に行って、その場で午後3時のアポをとりました。もし当日団体が入っていてだめだったら後悔してもしきれないですね・・・根気よくトライください。ヒラルディ邸やオルテガ邸も別途予約が必要です。特にオルテガ邸は、最近は訪問者を選ぶようです。それぞれ個人所有のお宅で、ルイス・バラガン財団が管理しているわけではないので、いつまで見学可能か分かりませんが、ルイス・バラガン邸はぜひおすすめします! メキシコ旅行関連ポスト:Eat Mexico
Eat Mexico
Memorial Day Weekendを利用してメキシコシティに行ってきた。 サンディエゴ空港からではなく、陸路で国境を渡ってティファナ空港から行くとメキシコのLCCに乗れるので激安になるんだぜ、というカルロスオオバのお告げをいただいたおかげで、往復200ドルくらいで行けちゃいました。 サンディエゴから805で南下してから途中東にいき、Otay Mesaのボーダー手前までクルマで行く。国境周辺アメリカ側には必ずロングタームパーキングがあるのでそこにクルマを停めて歩いて国境をわたり、すぐにタクシーでティファナ空港へ。15ドルくらいかな。LCCは今回はVolarisをチョイス、最高に快適だったのだが、メキシコ人のクラスメイトに聞くとわーすとえあらいんいんざわーるど!と言ってた。 で、メキシコといったらタコスでしょということでカルロスと共に道ばたのタコス屋台をひたすら食べ歩いてみた。サンディエゴでも色々タコスは試しているほうで、なんだかんだでダウンタウンのPokez美味しいよねーとか思っていたら、世界は広いということを思い知らされる。 本場、バカうますぎて意味不明。アメリカだと大抵Carne AsadaとかCarnitasとか頼むのだが、TripaだのSuaderoだの見たこともないメニューが並ぶので迷ったときは全部試す。5個で20ペソ。小ぶりなトルティーヤに包まれる小宇宙がサルサソースで火を噴く。そして合間にほおばるネギがまた最高なのだ。 というわけでこの屋台鍋ぐつぐつ系ストリートタコスこそ、本場のタコスと私認定します!あー美味しすぎて3食ほとんどタコスだったよ。そしてタコスにはメキシカンコークがよく合う。 最後のタコス屋にはなんと3晩連続で通うことになったのでした! メキシコ旅行関連ポスト:Casa Luis Barragan – ルイス・バラガン邸をたずねる
チャンスを掴む
2013年の動画なので知っている人も多いかもだけど、とあるBilly Joelファンの大学生が彼と伴奏しちゃう、というはなし。 Vanderbilt UniversityにBilly Joelが演奏に来た際、彼のファンであるMichael Pollackという青年(1年生!)がNew York State of Mindを伴奏させてくれないか、と公開質問の場で名乗り出る。一呼吸置いたあとBilly JoelはOKと返答。そこからは見てのお楽しみ。 “That’s Michael Pollack. Remember that name,” “Guy’s got chops!” まずは名乗り出ないと、死ぬまでチャンスなんて回ってこないね。
Case Study House #22 Stahl House
カリフォルニアに住んだならいつか行こう、と思い先延ばしになってたCase Study House #22、ようやく訪問!イームズ邸は以前Omaさんたちと一緒に行ったけど、今回はオークランドからLAに引っ越してきた友人夫婦と一緒に。 Case Study Houseは、雑誌『Arts and Architecture』のスポンサーで行われた実験的住宅建築プログラムで、1945年から1966年にわたって実行された。その雑誌のオーナー兼編集長だったJohn Entenzaが、西海岸の若い建築家に対して露出のチャンスを与えたようなプログラムだったらしい。 で、この#22 Stahl邸はPierre Konig設計。HollywoodのChateau Marmontの横の路地を入って丘を登り路地をぐねぐねと行くと着きます。無料なわけはなく、事前絶対要予約で$50もします。どへー。行ってみたら僕ら以外全員ヨーロッパからの旅行者だったっぽい。昼間と夕方とふたつの時間帯用意されていますが、僕らは夜の時間帯に行きました。 Stahl邸は一連プロジェクトのなかでももっともアイコニックで、誰しもがああここ見たことある!というものですが、一部では批判もある模様。というのももともと、Case Study Houseのコンセプトは第二次世界大戦終了後アメリカでの急騰する住宅事情に対応できるような安価で、簡易に、安全に大量生産できる住宅コンセプトを提示するというものだったのに、この家はロケーションも素材もまったく現実的ではなく、華美になりすぎではと。 そしてまったくもってこれはうわさ話にすぎないのですが、Stahl氏が家を造ろうと思ったときに既に同プロジェクトに採択された経験のあるPierre Konigが、『Case Study Houseに応募して採択されたらスポンサー料もらえてコストが安くなるかもしれないよ』、と氏に持ちかけて作ったとかなんとか。。要するに崇高な理念あるケーススタディプロジェクトに見えて、意外とテーブルの下ではそろばん叩きまくっていた、ってことでしょうか。これはガイドのAndrewおじさんが言ってたので噂話とはいえ信憑性が高そうです。 ほか、Stahl氏やその家族にまつわる色々楽しいストーリーも聞きましたが、それはぜひ見学したときに聞いてみてくださいませ!結構混んでるのではやめの予約をおすすめします。
Silver Falls State Park
Snow peakポートランドのスタッフに、ここ行くといいよ!と教えてもらったSilver Falls State Parkへ。ポートランドから南に1時間ちょっと。あわせて12個のすばらしー滝が見られます。 North FallsとSouth Fallsとどちらからでも見られるのですが、あわせても9マイルくらいなので昼ごはん持ってちょちょいとぜんぶまわってしまうのが良いかと思います!
ON3P SKI Company Portland, OR
またも、ポートランドに行ってきた。メディアサーフのみんなが作った初の本格ポートランド探検ブックTrue Portlandのおかげもあり弾丸日程ですがかなりよい旅になりました。 今回は春スキーがメインの目的。宿泊したTimeberline Lodgeは聞きしにまさる素晴らしいところで、山小屋に住みたい願望のある自分は終始鼓動がおさまらない笑。ゲレンデは視界不良もあり一部コースが閉鎖されていましたが、満足のコンディション。雪質こそ重めながらパークで遊ぶボーダー&スキーヤーがたくさん。Mt.Hood BrewingのIPAもよかったし、道中のJoe’s Donutsのメイプルバーは最高。 本題。ゲレンデで、ON3P Skisというポートランドでハンドメイドでスキーを作っているという会社がデモブースを出していました。聞けば26歳の若者たちが業界での経験まったくなしにスキー作っているという。セールスマネージャーのRyanに頼んで、工場見学させてもらえることに。 創業者はScott Andrusとその友人たち。2006年にWashingtonはTacomaのガレージからスタート。現在はポートランド北の7000平方フィート=650平米のオフィス兼ファクトリー。フルタイム7人。商品はPark-FreeRide-Powder-Big Mountain-All Mountain向けにラインナップされており、特にPowder向けのPillow Fightはこんなおふざけプロモもあります。 みなスキーメーカーに勤めたこともなければ強い製造バックグラウンドがあるわけではなかったが、小さい頃から日曜大工などに没頭する家庭に育ったこともあり暗中模索しながら自分たちなりのモノ作りプロセスを身につけていったらしい。そして資金。最近いくつかの親しい人から投資を受けたが、あくまでindependentスキーメーカーであることにこだわり、exit等は考えていないとのこと。 僕がもっとスキー板に詳しければ突っ込んだ質問ができたのですがうーむ悔しい。日本でも某店が流通をはじめるようなのですが、恐らくまだ公開情報ではないので伏せておきます。 工場はこんな感じです。