Stone Brewing Co. CEO Greg KochがRadyにやってきた
サンディエゴが誇るナンバー1ブリュワリー、STONEのCEO(&Founder)であるGreg KochがRady Schoolにやってきたので参加。30人くらいの規模で彼の話を聞けることはなかなかないので超ラッキー。事前にyoutubeで色々講演動画を観ていたのですが、なんか髭のびてて仙人みたいになってた笑。ちなみにクルマはTESLAモデルSだそうです。
STONEの紹介とかサンディエゴのマイクロブリュワリーについて書き始めると終わらないので、簡単にメモだけ残しておきます。(参考:過去ブログ ビールに人生を捧げた、San Diego Beertrepreneurたち)
- ここ数年は20-30%強の成長率で推移。広告なし、値引きなしが成長のtwo primary drivers
- Focus groupは使わない。成長戦略は誰かに書かされたことはあったけど見返したことは一度もない
- Ethicalな存在でありたい。クラフトビール界は意外とダーティ。小売店やレストランからのリベート要求も後を絶たないが断固としてNOを貫いている(ちなみにカリフォルニアではProducer/Wholesaler/retailerの3Tierをひとつの企業体が兼ねることができるとのこと。他州ではできないのでしょうか、はて。)
- 創業時から持っていた課題は、果たしてクラフトビアーを食卓にマッチさせることができるかどうか。食とのマッチングを提案したくて、Escondidoに移転するときにレストランを併設させた。
- カルチャーにあった人を採用することが一番大切。自分の家に来てもらうようなものなので、ジョブスキルよりもフィットのほうが大事。人と違ったことをするのが好きな人、より上を目指せる人。
- (成長へのジレンマはあるかという質問に対して)自分たちが大切にするスタンダードをmaintainできている限り、成長を続けたい。顧客が小売店の棚に行って、我々のビールがなかったらがっかりするだろう。飲みたい人がいつでも買えるような基盤を作りたい。まだまだカルチャーの浸透に時間がかかるので、競合商品も一緒にdistributeしている。もっと盛り上げたい。
- (Seth Gordinとよく話すらしく、彼と話していて感じるマーケティングやブランディングに関すること)安全な道を選ぶ人は差別化ができないので、結局危険な道を歩むことになる。人が反対することをやったほうが結局は安全。EscondidoのStoneも遠いし、サインがなくて見つけにくい。スマートな人はデモグラフィックや商圏分析をして出店場所を決めるがそれはやりたくなかった。
- Do your art. 自分はミュージシャンになりたかったが全然ダメだった。だがこのビジネスが自分にとってアートだ。
参考動画
@Google Presents Greg Koch: Stone Brewing Co. – YouTube
Greg Koch: CEO of Stone Brewing Co. – Interview (1 of 2) – YouTube
Q & A with Greg Koch (Stone Brewing Co.) – YouTube