Los Angeles Car Club

次のクルマ、なににする?という話を最近友人とよくする。

もうEV一択でしょ、いやまだ早い、ビンテージの遊び車が欲しいなど。いつまで経ってもこの手の話は楽しくて尽きない。

『Los Angeles Car Club』は平野太呂の写真集で、買いそびれて探していたら、長崎は雲仙のタネトさんの古書売り場で偶然幸運にも発見した。7年かけて、フリーウェイで車窓から並走する車を撮ったものなのだが、こちらに気がつかない運転手と彼らの生活の一部と化した車の横顔が収められていて、クルマ天国ロサンゼルスの乾いた寛容さがある。

でも日本でも、実は日本人はまったく車離れしていない、という話を聞いた。1世帯あたりの自動車保有台数が1台を超えたのは1996年で、その後統計上、保有台数は一度も下がったことはない。鉄道が充実した大都市圏に住む人たちは3-4000万人程度だから、8000万人前後の日本人は、自動車があったほうが便利、あるいはないと不便な世界で暮らしている。

東京都心で働く一部の人は、タクシーを日常的にアプリで呼んだりする「とても偏った世界」に暮らしているが、都心を少し離れた知人や地方の友人の生活を見ると、自動車の保有台数は1世帯1台どころか1人1台に近い。

次の車なににしようかなー

個人的にテスラはモデル3を数日Anycaでお借りして乗ったが、はじめてスマホを触った時の感覚と近く、ああこれは未来は確実にこうなるなと思ったが、まだ欲しいとは思えなかった。車両としての組み立て精度や擦り合わせ品質は、ジャーマン3とはやや遠い、一般的な米国産品質と思う。

05. May 2021 by admin
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