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Fattoria AL FIORE
ここ数年、ナチュラルワインと〇〇、という押し出しをよく見かけるようになった。 周囲でももう最近ナチュールしか飲まない、とか、それをFood Experienceの中心に据える人も増えた。 結局何がナチュラルワインなのか、は自分はよくわかっていない。葡萄の栽培だけではなく、全プロセスにおいて非自動化・機械化・添加物を排して作られたものだと理解しているが、じゃあオーガニックワインとはどう違うとか言われるとよくわからないし、どうでもいい気もする。 定義はどうあれ、インディーズバンドみたいなものだと自分は理解している。今まで、ワインを語る言葉としては「どこどこのシャトーの何年もののヴィンテージ」という形式に則るものだったが、それよりも、「どこの誰が、どんな思想で、なにを大事にしたくて、どんな仲間と、どのような生活を送りながら作ったのか」という輪郭がはっきりしているものなのではないか。そしてそれは、生産者さんの顔が見える、というのともまたちょっと違う。 自分はeatrip soilでふと何気なく手に取ったFattoria AL FIOREのワインをとても気に入って、時々買っていた。どんな食事ともすいすい合わせられる気軽さと、抜栓後数日間楽しめる懐の広さと、なんならワイングラスなんていらなくてデュラレックスに注いで飲んだってよさそうな横ノリ感は、他にはあまりなかった。 彼らは宮城県で廃校の小学校をリノベして作っているらしい、ということにも惹かれていつか尋ねたいと思っていたが、これから福岡でピッツェリアレストランを開くという若いシェフを擁してちょっとしたイベントがあるというのでお邪魔した。 Fattoria Al Fioreと、目黒浩敬さんのアントレプレナーストーリーについては色々なところで拝読できる。今回シャイな目黒さんを尋ねて、葡萄農家が適正な対価を得てサステイナブルを保てるプロダクトづくり、安易な地方創生マインドへの警鐘、プレイフルに活動し続ける為の姿勢など、たくさん種をもらった。 ワイナリーではなく、ワインというメディアを通じて、『食・農業・産業・教育に良い循環を生み出す』活動、とても賛同するし、シャイだけどパンクに貫いていくところを応援させてもらいたいと思う!
Kyoto-大鵬/Farmoon/Monk
二条駅近く 中華料理 大鵬 『杉本博司 瑠璃の浄土』展 エースホテル京都 船越雅代さんのFarmoon 今井さんのMonk あたりを一気に日帰りでまとめて。Farmoon、今度は夜に再訪させていただきたい!
石川県 小松市 滝ヶ原 Craft & Stay (2020-07)
新しい工芸と食と働くことをデザインしていく場所、Takigahara Craft&Stayがついにオープンするというので、お邪魔した。 Cultivate to Culture. すべては耕すことから始まる。今も尚昔の里山の風景を残し、農村文化を維持してきた滝ヶ原町。 この24ベッドのホステルが、パンデミックのなかで何が大切なのかを考える契機をくれる気がする。苔はいいですね。 参照:黒崎さんのブログポスト『自給自足のユートピアを目指して』