Done with my MBA.

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2年間のMBA留学、終了。とにかく、打ちのめされた二年間だった。 能力、知識、経験、信念、人脈。 広い意味での自ら有するリソースの少なさと覚悟の浅さに気づかされた。英語がわからない。通じない。思ってることの半分も伝えられない。しばらくして慣れてくると足りないのは実は英語ではなかったということに気づき、落ち込む。でもそんな弱音吐いてるヒマはないので、どうにかして相手の信頼を獲得する努力をし、自分を売り込む。

留学する前にとある方に挨拶に行ったとき、『2年くらいじゃ人はそんな変わらないから気軽にいっておいでよ』と言われた。渡米を前に向上心マックスな自分に何を言うのだと思ったが、すぐ続けて『だから、他人と比較しないで、瞬間々々の生き方が自分のキャパシティに対して最低100%になるように。それだけを羅針盤にすればいいじゃん。』と言われた。要するに、自分だったらできるはずだったことを当たり前にやれ、というだけなのだが、このアドバイスはとても役に立った。なかなか成果が出ないとき、折角アメリカまで来て自分はなにやってるんだろう、とIPAを喉に流し込みたくなるとき、このフレーズを思い出し胸に手を当てて考えた。

リーダーは勇気や希望を持ち、それを原動力に人を巻き込んでいく。でも生まれつき勇気に満ち溢れている人はいないので、新しいチャレンジをするときは原資となる燃料をどこからか調達しなくてはならない。いったい何がその原資となるのだろうか。もちろん他人からの激励、頼もしいチームメイトの存在は嬉しいし力になるが、結局もっとも最後に頼りになるのは自分の過去の経験だけだと思う。あのときも大変だったが、なんとかなった。だから今回もどうにかなるだろう。そう考えるしかない。恐らくこの2年間の経験は、これから先に勇気を振り絞らなきゃいけないときに大きな原資として頼ることになるであろう2年間だったと思う。

この2年間を可能にしてくれたすべての人に恩返ししなくては。

22. June 2014 by admin
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