All Things Must Pass: The Rise and Fall of Tower Records (2015)

(Spoiler Alert!)

音楽ファンなら必ず見るべき圧巻のタワーレコードドキュメンタリー、All things must pass。

2015年に全米で公開された本作は、アメリカの大手CDチェーン店、タワーレコードの盛衰を映し出すドキュメンタリー。1960年の第1号店出店から全米への展開や海外進出、そして業績悪化による廃業までの軌跡を関係者やアーティストのインタビューを交えてたどる。トム・ハンクスの息子で俳優のコリン・ハンクスが監督。

とにかく音楽ファンなら随所に泣けるポイント満載な良作なのだが、日本人として必見なのが最後の2分。

2006年に世界のタワレコが全て店を閉じたが、日本だけはご存知の通りビジネスを続けている。そこに創始者が訪ねに行くのだ。

創始者のRossが杖をつきながら妻と一緒に渋谷のタワレコに入り、若者が楽しそうにレコードやCDを選ぶ姿を目の当たりにする。遠く離れた異国の地で、自分が生み出したブランド、本国ではとっくに息絶えてしまったブランドがいまなお音楽シーンに影響を与えているなんて、その感慨深さは計り知れないだろう。彼の生きる支えになっていると言っても過言ではないと思う。

タワレコを支え続ける消費者が日本にいることを誇りにすら思った。

というわけでこれからはもっとタワーで音楽を買おうと決めた!

The doors are closed, but the legacy lives on.
扉は閉じられた。しかし、その心は受け継がれている。

日本版?DVDの購入はタワレコから。

22. August 2016 by admin
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